【雑記】その17 プニクトゲン元素とカルコゲン元素
気になったことを書き連ねていきます
第17回、元素シリーズ6回目です
大体中学から高1レベル、あとなんか面白い情報くらいです
誤字脱字や間違った情報などあったら優しく教えてあげて下さい
今週は15、16族についてです
前回に引き続き一応第7周期の奴らも載せておきますね
各元素の説明はほとんどあって無いようなものなので、詳しく解説してほしい元素があれば言ってください
では早速
15族、プニクトゲン元素
ではまずは15族元素、通称プニクトゲン元素について解説します
プニクトゲン元素は、
窒素(7 N)、リン(15 P)、ヒ素(33 As)、アンチモン(51 Sb)、ビスマス(83 Bi)、モスコビウム(115 Mc)
の6つです
プニクトゲンはギリシャ語のπνίγειν(pnigein)が語源で、「窒息する」という意味らしいです
...が、プニクトゲンと呼ぶ場合はNを除外するようです
ということで
N:無色の気体 生き物が窒息してしまうので「窒素」
P:色々な形をとる半金属 ギリシャ語で「光を運ぶもの」という意味の「phosphoros」から
As:銀白色の半金属 毒性が強く、農薬等に使われるが検出が容易なため「愚者の毒」と呼ばれる
Sb:銀白色の半金属 ラテン語で輝安鉱(三硫化二アンチモン、Sb₂S₃)を意味する「Stibium」から
Bi:銀白色の半金属 漢字で書くと「蒼鉛」 実は全て放射性同位体
Mc:金属 Am+Ca ウンウンペンチウム(Uup) 放射性が非常に強く、最も安定している同位体でも半減期は0.8秒
主な共通の性質としては、
・N以外は常温で個体
・NとPは共有結合物質として振る舞う
・それ以外は半金属
・MH₃として表される水素化物を生成する
・NH₃のみ水素結合する
といった感じです
16族、クリスタロゲン元素
次は16族のカルコゲン元素たちです
カルコゲン元素は、
酸素(8 O)、硫黄(16 S)、セレン(34 Se)、テルル(52 Te)、ポロニウム(84 Po)、リバモリウム(116 Lv)
の6つです
S、Se、Teは金属元素と化合物を形成するため、「石を作るもの」という意味のカルコゲンと呼ばれます
ということで
O:無色の気体 「酸素」と名付けたのは宇田川榕菴 でも別に酸は作らない
S:黄色の非金属 非常に同素体が多い
Se:黒色または赤色の半金属 ギリシャ神話の月の女神セレネから
Te:銀白色の半金属 ローマ神話の大地の女神テルースから
Po:銀白色の放射性金属 昇華性がある上に、放射性が非常に強い
Lv:不明 Cm+Ca ウンウンヘキシウム(Uuh) リバモリウム化水素(LvH₂)とか言うよくわからないのがある
主な共通の性質としては、
・同素体を持つ
・電気陰性度が高い
・H₂Mで表される水酸化物を生成する
・H₂Oのみ水素結合する
・硫化水素(H₂S)、セレン化水素(H₂Se)、テルル化水素(H₂Te)は性質が似ているが、水(H₂O)及び過酸化水素(H₂O₂)は大きく違う
といった感じです
とまあ今日のところはこんな感じです
今日も化学でした
次回は17、18族のハロゲン元素と貴ガス元素についてです
ではまた